うぇるそふぃあ ~35歳リーマンの生活収支改善ブログ~

某IT会社で勤める35歳の企画系ヌルリーマンの日常。日々が退屈で、面白いことを失ってしまった僕に「楽しさ」と「驚き」を。自分がテクノロジーやガジェットが好きなのでそれ系の記事が多めになると思います。

30代のスタートについて「3年先の稽古」を始めよう

遅ればせながら、2019年の目標を書きます
今年のコンセプトは、ずばり「3年先の稽古」で行きます。

去年30歳になり、結婚したりしたわけですが、
30歳っていよいよ取り替えしが効かなくなっている時期なんだということに、気づく機会がすごく多いです。

例えば、仕事ですごい成果を出している同期、エンジニアとしてコミュニティで大活躍している同世代、海外で活躍し続けている同級生、転職して年収を倍にしたやつ、転職して年収を半分にしたやつ。いろいろな人がいますが、みんな、過去の自分の決断とか努力の上にいるということが段々と判明してきています。

正直、26歳とかの時に、「なんでそんなリスクをとってそんな決断するの?」と思ったことも何度かあったけど、今結果を出している(ように見える)のはそういう人たちなんですよね。

年末年始に読んだ、漫画で『火ノ丸相撲』に「三年先の稽古」という言葉が出てくるのですが、目先のリスクとかでなくて、3年先をしっかりと見据えて下積みとか準備をしたうえで、主人公が活躍していくんですよね。
(『火ノ丸相撲』、結構「努力型」主人公の話なので昨今の「天才型」主人公に飽きた人はぜひ!)

火ノ丸相撲 1 (ジャンプコミックス)

火ノ丸相撲 1 (ジャンプコミックス)

 

今、同世代で活躍し始めてるのって、図らずもそれができていた人たち何だろうなぁと今さら気づきました。

というわけで、2019年のコンセプトは『3年先の稽古の1年目』にしようと思います。
具体的に、3年後何になっていたいか?というのはおぼろ気ではあるのですが、、、方向感として、おもちゃ屋的な存在になりたいんですよね。

 

◆2019年の行動目標◆

仕事編

  1. DeepLearning基礎講座を耐えきる(修了しないまでも最後まで「耐える」)
  2. アンドロイドのアプリをリリースする
  3. ITストラテジスト(4回目の挑戦です)
  4. データベーススペシャリスト
  5. 中国語検定3級
  6. LinuC2
  7. AWSアーキテクト

趣味編

  1. ジャグリング練習する
    ウィンドミル・縦をできるようになる
  2. ウィンドサーフィンやる
  3. ランニングする
  4. 課外活動ちゃんとやる
  5. 何かしらのイベントにガンガン出る(10回/年)

その他

  1. 投資の収益を10%/年上げる
  2. ブログを50回以上更新する
  3. 無病息災
  4. 夫婦円満

例年より、気合入った目標を掲げてしまっている感がありますが、頑張っていこうと思います!

2018年のまとめ(目標編)

さて、投資の振り返りは昨日しましたが、生活の目標達成についても振り返りをしようと思います。
「最初に目標を立てて、後で振り返る。」プロマネの基本にして奥義ですね。

30歳!崖っぷち系サラリーマンの考える今年やりたい20のこと - うぇるそふぃあ ~30歳リーマンの生活収支改善ブログ~

はい。今年の目標はここでビシッと出てきます。

先に結論から、

目標達成の状況:6/20

数字で見るとイマイチ。。。
ただ、今年は大型イベント3つをうまく乗り切った素晴らしい年でした。
良い意味で普通の30代への滑り出しをした気がします。

 

■大型イベント1:結婚しました。
2月:婚約→6月:結婚式のスピード準備で結婚イベントをクリア。
家族挙式いいよ。家族挙式。楽だし、安いし。準備の大変さとかは家族婚でも十分味わえるし・・・。
ご祝儀はなくなりますが・・・。

それに合わせて、お引越し。これまでの大手町から電車で10分、あの野村不動産のブランド「プラウド」近くの安アパートという好立地からの引っ越し

あの大人気路線の中央線・・・の裏側、西武新宿線沿線の花小金井のアパートへ。
家賃1.5倍、お部屋の広さ3倍、通勤時間3倍というよくわからない引っ越しをしました。
いや、結婚生活楽しいのでおつりが来ます。

大型イベント2:異動しました

2月から「AI事業部」的な名前のいかつい部署へ異動。
今年の1月には「やばい。部署で2番目の古株になってしまった・・・」という焦りのコメントを書いているのでその直後に異動希望が叶った形になります。

慣れない職場、Poorなノウハウ蓄積、厳しい社内規定、縦割り、創発的対応。

というベンチャーと大企業の良くないところが両方ある組織というのが第一印象ですが、何とか立ち上がり、プロダクトを育てる経験ができました。

異動した直後は「ニューラルネットすごい!Σ(・□・;)」みたいな世の中だったのに、わずか10か月で世の中のトップ(米系ITジャイアント)は技術的に2世代進化している、流れの速さに衝撃です。
(この辺の技術トレンド話は来年アウトプットしていきたいです。)

 

大型イベント3:社外活動やりました!(名目代表として)

上の2つをしながら、社外活動で大学の恩師の団体で活動。団体を運営すること、規律と創発のバランスを一番考える場所でした。この手の組織は「モチベーション→貢献→報酬」の流れをしっかりと作らないといけないというのが最大の学びです。
(モチベーションは有限資産で、特にこの手のやつに出てくるような熱量の高い人は、他の活動もやっていることが多いので、どれだけ「熱量をつぎ込むに値する」と思ってもらえるかが重要!)

そのためには、モチベーションを受け入れる、やってもらう(貢献してもらう)、それを認める(承認的な報酬)という循環をしっかり作らないといけないなぁ・・・というのが感想です。この循環を崩すと、気持ち的な離反とか内部対立の形で返ってくるので超重要!ということを身をもって学びました。

さて、上記の3つのイベントへの振り返りをしたうえで、20の目標への通知表をつけようと思います。

軸その1:『エンジニアレベル・基本的ビジネススキルを上げる』

1.データベーススペシャリスト取得(4月)※2017年繰り越し
  →不達:受験すらしませんでした\(^o^)/オワタ
   ほら、異動した後だったし、結婚直前だったし・・・

2.ITストラテジスト取得(10月)※2017年繰り越し
  →不達:3連続不合格というダメ人間っぷりを見せつけてしまいました。

3.LPIC101~202(8月)※2017年繰り越し
  →不達(準備中):これ、むずいんだけど・・・

4.宅建士取得 ※新規
  →不達:受験すらしませんでした。  

5.中国語3級 ※新規
  →不達:受験すらしませんでした。

6.アンドロイドのアプリリリース ※2017年発展形
  →達成(準備中):開発中です!

軸その2:『収入ちょっと増やす!』

7.メルカリ転売の売り上げを年間50,000円 ※新規
  →不達:引っ越してから、メルカリしなくなったなぁ・・・

8.ブログの記事を100本書く ※2017年繰り越し
  →不達:これについては挑み続けることに意味がある

9.動画編集のスキルを身に着ける ※2017年発展形
  →達成:結婚式の動画を自分で編集したのでまあ達成!


10.ボランティアのイベントに力を入れる ※2017年発展形
   →達成:運営として頑張った!


11.投資収益を10パーセントを目指す ※継続
   →不達:損失が出ました。それも大幅に。

軸その3:『特技といえる趣味を作る』

15.ジャグリングの練習を100セットする ※継続
   →達成:100セットはいかなかったけど、コンスタントに練習できた気がするので達成

16.オープンウォータースイミングの大会にでる ※2017年繰り越し
   →不達

17.ランニング or Swimのトレーニングを50回行う ※2017年繰り越し
   →達成:ジムとか通いながら結構コンスタントにできた気がする

18.ウィンドサーフィンの練習に力を入れる ※新規
   →不達:一回しかしなかった

19.同窓会の幹事を5回くらいやる ※継続
   →不達:今年はあまり飲み会の幹事しなかったです。

20.無病息災 ※継続
   →達成:大きな病にかからず良かった!

 

 さて、振り返りましたが、来年も良い年にしたいですね。
みなさまもよいお年をお迎えくださいー!

 

 

 

 

2018年のまとめ(投資編)

いよいよ2018年も終わりですね。
今年の投資について、振り返りをしようと思います。

まず、今年の初めにどんなことを言っていたのか、確認をしてみようと思います。

うぇるそふぃあ:2018年の投資の考え方(個別株式)~

このブログを振り返ってみると、私は当初こんな戦略を立てていました。

 

2018年の戦略は以下で行こうと思う

 ①割安株を割安な時に買う。(ダブルバリュー戦略!

 ②買い増しは1回まで。

 ③上昇目標は高く(30%以上)に設定し、トレンドが維持しているうちは保持


 結論から言うと今年は、大損しました(10%以上の資産を失う)
今年の取引を今年、自分の主力になった銘柄と一緒に振り返ろうと思います。

今年、一番最初にやった取引はトランスジェニックの買い。
年末に読んだ本の中で、「今年はゲノム編集や―」と思って買ったのが始まりでした。
次は、東京三菱UFJの利確。これは後から振り返ってみても悪くないトレードでした。


次に手を出したのが、パピレス。マンガ配信サイトで業績もばっちりでしかも優待で「マンガクーポンが1万円分(4%)ついてくる」優待銘柄ということで、権利落ちの後に買いました。今年はこいつが一気に上がりました。確か自分が買ったあとで1.6倍くらいに上がりました。してやったり感がすごかったのを覚えています。

若干この成功で味を占めてしまったのが、今年の敗北の始まりでした。
これまで何度となく学んできた、「私は成長株はダメ」という教訓を忘れ、ロゼッタ・インターネットインフィニティを自分で調べながら購入。

特にインターネットインフィニティは「株価が10倍に成長する期待も!?(ザイ・オンライン)」などと煽られており、よく考えもせずに購入、そして、またやってしまいました。。。。

その後、決算不調で株価10倍どころか4分の1になってしまうのですが、損切りできず・・・。
(いまもできてません。上がる見込みは薄いですが・・・)

 

ただ、去年までの自分からは少し成長し、買い増しはしないことには成功。
去年はいわゆる「落ちるナイフをつかむ」で買い増したそばから墜落する苦しみがあったので、買い増しは慎重に。

さらに、去年DeNAで買い増ししすぎで、ポートフォリオの動きがDeNAに支配される状態になっていたのを反省し、ポートフォリオの中で特定の(特に動きの激しい)株が増えすぎないようにすることには成功。

今も三菱商事オリックスの比較的安心して塩漬けられる(高配当・黒字)銘柄が主力なので、しばらくは覚悟を決めた気絶投資できる気がします。
 

そういう意味では、今年のまとめとして、


■できるようになってきたこと

  • ポートフォリオ全体を、高配当の安定銘柄で保ちつつ、ちょっと振興株を入れる
  • 利確を早くしすぎず、きちんと上で利確(いくつかの銘柄で成功)

■できなかったこと

  • 早めの損切り
  • 十分な割安時に購入するための資金余力の管理
    (なんかテンションが上がったときに使ってしまっていざという時に買えない。
  • 下がってくるのを見越してポジションを減らす

という総括になります。

結果は大損でしたし、結局日経平均とほとんど同じ成績なので何とも言えないですが、3年目に入り株に一喜一憂する頻度が減ってきた気がします。

来年は大荒れそうな雰囲気がありますが、何とか乗り切れますように。願わくは、いい年になりますように!

株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書

目標は低く、意識ひくいひくーい

大学時代、こんな言葉が流行っていた・・・


「意識高い系」

ビジネスコンテストに出場し、IT企業だかコンサルだかでインターンをし、授業にはあまり来ない。就活のためなのか、もっと高い目標のためなのか、行き急ぐように大学生活を送る彼らのことを指していた。私は彼らをやっかみも込めつつ、こうつぶやいたものだった。

「意識たかいたかーい。m9(^Д^)プギャー」

彼らが今どうしているのか?私は全てはしらないが、彼らの大半は社会的に成功し、活躍しているのだろうと思う。

 

さて、先日読んだ ぼくたちは習慣で、できている。は逆に、「目標を低く持つことの大切さ」を教えてくれる。

この本は、目標を達成するために必要なものは高い目標や高いモチベーションではなく、地道な練習と行動の積み上げだと教えてくれる。

 

特にそのためのアイデアとして「習慣化」というキーワードで、行動を変えるためのポイントを50個のテクニックと一緒に紹介してくれる。


例えば、「目標はとにかく低くする」低くすることで、
 ・確実に目標を達成して、自分の中に成功体験を持たせる
 ・逆に「着手する」までのハードルを下げることで目標への行動へ向かわせる
という効果を狙っている。

また、習慣化させるために毎日行動することの意義を説いていて、逆に週3回などの行動の仕方は難しいと語っている。

非常に読みやすく、読んだら読んだだけ役に立つ内容なので、ぜひ何か目指すものがある人は読んでおいたほうが良い一冊です。

ぼくたちは習慣で、できている。

ぼくたちは習慣で、できている。

 

 

「エンジニア」として悩んだと思った時に何度でも読みたい本「エンジニアリング組織論への招待」

今年一番感動した本です。
「エンジニアリング組織論への招待」(by 広木大地氏)

ちょっとだけ真面目な話をさせてほしい。

自分が20代を某通信系企業で過ごしてきて、一番印象に残っている上司の言葉が

「俺たちはビジネスエンジニアであれ」

である。

大手企業で現場もあまりない。個人の中に技術スキルもほとんどない。若手のころからやることと言えば、会議資料や稟議書作成。

それなのに部署の名前はいっちょ前に「技術部」。周りから仕事は何ですか?と言われれば「エンジニアです」と答えるしかない。

そんな自分の中での矛盾を解消してくれた言葉が上記の「ビジネスエンジニア」という言葉である。
ビジネスエンジニアとは何か?結局その上司から明確な回答が与えられることはなかったが、本書とメッセージは通底したように思う。

 

本書もエンジニアリングを対象としている一方で、技術そのものについてはほとんど触れない。

 

エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

なぜなら、本書の対象としているエンジニアリング=不確実性を減少することであり、本質的に不確実なものは未来と他人の2つに尽きるからである。

 

未来については、プロジェクトマネジメントとアジャイルプロダクトマネジメントを紹介しながら話が進んでいきます。
プロジェクトマネジメントとは、決まったゴールに向けてチームのリソースを配分し、適切なスケジュールでプロジェクトを効率的に終わらせるための手法であるのに対して、アジャイルプロダクトマネジメントは、決まっていない(不確実性の高い)環境下でチームのリソースを配分し、ゴール自体を実験的に変化させ、環境への適応を図りながら、プロダクトを改善させる手法であると解説している。

具体的な手法として、スプリントを繰り返していくこと、生産性指標としてヴェロシティなどがあげられること、学習をしHow自体を改善していくことが挙げられている。

もう一つの他人については、1対1のコミュニケーションで有効なメンタリングのための技術を紹介しています。

 

メンタリングのポイント

  1. 傾聴を行い、相手が話しやすい環境を提供すること
  2. 問題を明確にし、本人が解決策を考えられるための問い
  3. 心理的に安全な環境を提供すること
  4. SMART(具体性のあり、フィードバックのできる)な行動をとらせること

そして、組織として発生しがちな部署間のやり取りや経営層との認識のギャップを「技術的負債」という言葉を基に説明しています。

特に、設計とは「何かを効率的に処理するために変化させる部分を変化させられるようにし、逆に変化させる必要がない部分を固定し、効率化する」ものである。そのため、変化させる必要がないという判断のもと、固定させたものを変化させる必要が生じたときに技術的負債が発生すると書いている。

逆に、これらの設計がビジネスの状況に適切に機能している場合「アーキテクチャ」と呼ばれ、ビジネスに対して好影響を与える。

そのため、これらの技術的負債が発生しないように要件を考えること、逆に発生しているときにそのインパクトを適切に伝えるようにコミュニケーションをとることがエンジニアのやるべきことであると説いている。

 

正直、一章一章が名著で何度でも読みたいと思える本でした。
かつての上司が語るビジネスエンジニアもまさに、本書の問う「不確実性を適切に対処し、技術をハンドリングするエンジニア」という意味合いだったはずで、彼が背中で教えてくれたものを言語化してくれる書籍でした。

 

エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

 

 

 

「さあ、課題を解決しよう!」と思った時に読むべき『問題解決大全』

 自分の中での夏休みの課題図書2冊目『問題解決大全』(by 読書猿氏)。
読みきったのでレビューしてみようと思います!

ビジネスや人生のハードルを乗り越えるための37のツールという形で、歴史が生み出してきたツールがひとつずつわかりやすく紹介されている。

1つ1つは十数ページなので、非常に読みやすかった。

 この本を読みながら感じられたメッセージは、「問題はその問題を正確に認識できた時点で、実はほとんど解決されている」ということ。

そのため、本全体でも、問題を分析する⇒解決策を探求する(真因の深堀)に非常に力点が置かれている。

 

まず、問題を分析、認識するために、「100年ルール」「二ーバーの仕分け」で、問題を過大評価することなく問題と向き合う。

100年ルール=この問題は100年後も重要か?と自分に問い、問題を変に過大評価しなくする。

二ーバーの仕分け=この問題は解決可能か?ということを問い、解決不可能であればそれは問題として扱わないと決める

 

 

そのうえで、キャメロット」、「ロジックツリー」、「要因特性図(「魚の骨」図)」を用いて、問題を構造化していく。

ここまでで、問題の構造が明確になったところで、解決策の探求へ移る。
解決策は「文献調査」、「力任せ探索」などの手法や、「マインドマップ」や「ブレインライティング」などの方法で解決策を立案し、それらを比較(プロコン図)し優先順位に基づき、意思決定する。
(方法論自体はとてもオーソドックス。)

ここまでで、37のツールのうちの19が出てくる。
つまり、問題を把握する、構造化する、解決策を洗い出す、意思決定するところまでで半分以上のツールが出てくる形になる。

解決策の実行は、実行そのものというより、むしろモニタリングやどのように実施するための障害を取り除くのか?に力点が置かれ、まずは行動への着手を促すための「ぐずぐず主義克服シート」やとにかく行動へのエンジンを外部化するオデュッセウスの鎖」が紹介されています。

これらの手法のポイントは、実行できるレべルまで細かく行動を刻む。
(ダイエットする ⇒ 今日、1kmジョギングする、早く寝る など行動を明確かつ簡単にする。)
そして、それらがうまくいかなかった際には、早期に改善していくことの重要性が紹介されている。
(出来なかったら、解決策の刻み方をもっと細かくする、タイミングを変えるなど、実行されるまで改善する。)

最後に、結果の吟味という項目で、実行された問題解決を自己評価し、さらに良い問題解決や振り返りの学びへと繋げることの重要性が書かれている。

 

本書はここまで26のツールが紹介されているが、後半ではサーキュラーな問題解決という問題自体が相互依存してしまっているがゆえに、単純な解決へ至らない問題を解決するためのツールが紹介されている。
(問題の例:ひきこもりの息子となんだかんだ甘やかしてしまっている両親など)

方法論は単純な問題解決と同じ、問題の認知から始まる。
しかし、大きな違いは問題が相互依存(多くの場合、問題の渦中にいる人の感情対立を伴う)してしまっているために認知の枠組みを明確化し、必要に応じて認知を変える点を重視する点が異なる。

そのため、「因果ループ図」で問題を構造化すると同時に、「リフレーミングで問題の意味づけを変えたり、問題自体を擬人化し、「問題自体へ相談」するなど問題と関係者の人格を意図的に分離するなどの心理学的な手法が紹介されている。


また、解決策の探求についても、エスノグラフィー」による観察手法や「二重傾聴」などの手法で、問題の意味づけを変えていく方法の模索が行われる。
これはサーキュラーな問題の渦中の関係者が問題の中に「取り込まれている」ために、外部から客観的にリフレーミングするのを支援する方法である。

二重傾聴=問題の渦中の人の話を聞きながら、本人が認識していない話を客観的に伝えることで、問題の渦中の人の認知を変えていく。
例:ひきこもりの息子が何をしても部屋から出ない ⇒ でも、トイレには出ますよね? 例えば、コンビニに飲み物を買いに行くなどはできるのでは?など。「何をしても」という問題の渦中の人の認知のゆがみを見つけていく。

解決策としては、とにかく解決策に向けて突っ込むピレネーの地図」や問題をにゼロ化するのでは徐々にコントロール化へ置いていく「症状処方」が紹介されている。

サーキュラーな問題解決は問題自体が相互依存しているので、解決策の実施を妨げるがとにかく行動あるのみ!ということか・・・

 

本書は、自分が普段向き合っている課題を考えながら読むと、「ああこの部分できてなかったなぁ」と思わせてくれて、手法の勉強というよりは問題の洗い直しに役にたった。

 

 

株式投資が上手いとはどういうことか?

またやってしまった。。。

買った銘柄が、まさかのストップ安に・・・。
おのれー!インターネットインフィニティめ!!

「Web×リアル」の介護事業の会社でガンガン出店増やしてるとか、めっちゃいけそうと思うじゃないですかーーー。なぜに赤字で決算なのか・・・。

この好景気にまさかの赤字になってしまった橋梁・土木の建設会社、ピーエス三菱など、どうも私はダメな銘柄を選んでしまう傾向にあります。
(逆にうまくいった銘柄は、上がり幅が大変小さく、典型的なコツコツドカン系凍死野郎に・・・)


これまで(空売りをしない前提で)株で儲ける方法をいろいろ本を読み漁った結果、

 1.上がる銘柄を

 2.安い時に買って

 3.高い時に売る


という当たり前のことを突き詰める以外ないというところへ行きつきました。
この3つのうちどれか1つでもできていれば、大損はしない。というのに、
なぜ損をしてしまうのか・・・。

ちょっと真剣に自己分析してみようと思います。

まず、自分の戦略についてですが、一定の割合をインデックス投信にしたうえで、ギャンブル的に日本の個別株へお金を投下しています。
個別株の銘柄については、バリュー・グロースを両方やりますが、結果的にPER・PBRで割高なものへの投資は勇気が出ないので、結果的に「グロースも押し目買い=逆張りになりがちになっている状況です。(これ、後で自分の悪癖として明確化されてきますので後程・・・)

現在の持ち株を買った時の状況と、結果でマトリックスを書いてみました。

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①熟慮の末に買った銘柄
事前にチャートをお気に入りに入れて、買うタイミングをじっくり検討する。目標価格と現状の価格の比較など、自分なりに調査・下見をしっかりした銘柄。
⇒バリュー戦略のもと、割安なところで買えているものはちゃんと上がっている。
 結論:バリュー系の戦略は上手くいっている。

逆に、グロース戦略に乗ったものは失敗している。
理由として、「上がっていた銘柄が下がり始めたところを押し目と勘違いして買う」という現象が起こっている。DeNAとか、完全にマリオ・ポケモンGOに期待して乗っていたりする。
逆に、目を付けた銘柄が下がってこない場合、高嶺の花過ぎて敬遠し続ける現象が起こっている。(安川電機バンナムなど)
⇒熟慮したグロースはうまくいっていない。(「上がる株」が「安い時」に買えていない)

 

②衝動買いした銘柄

これも①の失敗しているパターンと同じで、衝動買いへ至る手前で「無意識に押し目を探している」というのと、「下がるまで持ち続けてしまう」という2パターンで失敗している気がする。
例えば、ありがちなのが衝動買いしたい株AとBがあったときに、上り調子のAではなく、値ごろ感の出てきているBを衝動買いする現象が起こっている。
さらに、売るタイミングとして、「熟慮をして買った銘柄=ある程度の長期保有」はいいとして、「衝動買いした銘柄まで長く持つ」ということをしてしまっている。
なんだかんだどの銘柄も一回は「高く売り抜ける」チャンスがあったわけで、自分の力量不足を感じる・・・。


そして、極めつけが衝動買いした銘柄でストップ安を食らう大ダメージ・・・。
振り返ると負けパターンが明確に見えてきますね・・・。

◆今後の改善

まずは、株を買う前には熟慮をちゃんとする。
熟慮銘柄は勝率が5割を超えることが多いので、バリュー戦略は適切なタイミングで買い増しする。
熟慮銘柄でグロースを扱う場合は、2週間は様子見する。トレンドが崩れたグロース系の銘柄は「筋が悪い」ので諦める。
2週間様子見したうえで「いいものは高い」の気概を持つ。

逆に、衝動買いはすぐ買ってすぐ売る。押し目は探さない。下がったらすぐ売る。
決算はなるべくかかわらない。という戦略でもう一度頑張ろうと思います!!