うぇるそふぃあ ~35歳リーマンの生活収支改善ブログ~

某IT会社で勤める35歳の企画系ヌルリーマンの日常。日々が退屈で、面白いことを失ってしまった僕に「楽しさ」と「驚き」を。自分がテクノロジーやガジェットが好きなのでそれ系の記事が多めになると思います。

読書ログ:「残酷すぎる成功法則」

9割間違える「その常識」を科学する

というタイトルでしたが、言ってる内容はとても中立的でした。
様々な議論を紹介しながら、「この意見は正しいけど、こういう場合は違うよね」という形でいろいろ補足してくれます。


例えば「内向的な人が成功する!」と「外向的な人が成功する!」という、思わず「どっちやねん!?」と突っ込みたくなるような議論ををどんどん説明していってくれます。

自己啓発本の中の池上彰さん的ポジションです(笑)
その分だけ、メッセージというか暑苦しく語りかけてくるパワーは弱いかもしれません。だが、それがいい

■簡単なあらすじです

第1章:成功するにはエリートコースを選ぶべき?
⇒結論:どちらでも構わない。ポイントは自分を知り、適切な環境に身を置くこと。
 世の中の成功する人には2種類いる
  ①減点方式の中でふるいにかけられた人:無難にいろいろな試練をそつなくこなす。秩序を守ることに長けている
  ②ふるいにかけられていない人:変人だが、自分の強みにフォーカスし、それを伸ばすプロフェッショナル。
 どんな個性も環境・状況の中で芽を出すので、適切な環境へ身を置くことが何より大事

第2章:いい人は成功できない?
⇒結論:いい人は悪い人に騙され、利用される。しかし、一番成功するのは「やり返す」いい人
 ・いい人は利用されるので、賢く交渉し、自分に有利な条件を引き出すようにしよう。(Not 利己主義)
 ・互恵(Win-Win)の関係性をうまく結ぶことが何よりも大事
 1.自分に合った池を選ぶ
 2.まずは協調する
 3.無私無欲は聖人ではなく愚人である
 4.懸命に働き、そのことを周囲に知ってもらう!
 5.長期的な視点で考え、相手にも長期的な視点で考えさせる
 6.許す

 

第3章:勝者は決してあきらめず、切り替えの早いものは勝てないのか?
⇒結論:そんなことはない、勝者は小さく失敗し、試す。そしてやり抜く。
 グリット(やり抜く力)はポジティブさから生まれる。
 努力できる強さではなく、小さなゲームを「楽しめること」が大事

 
 ☆こうやってゲームを作ろう
  ・Winnable
  ・Novel
  ・Goals
  ・Feedback
  
 グリットだけではなく、多くのことを試し、成功するきっかけをつかもう
  Woopで目標をやるのか、やるのか、やめるのかを決める
  Wish⇒Outcome⇒Obstacle⇒Plan


第4章:なぜ「ネットワーキング」はうまくいかないのか?
⇒結論:ネットワーキングではなく、友達を作ろう。
 1.もともとの友人から始める
 2.スーパーコネクターを見つける
 3.時間と予算を用意する
 4.グループに参加する
 5.つねにフォローアップする
 ☆メンターを持とう

第5章:「できる」と自信を持つのは効果がある?
⇒結論:「自尊心」は諸刃の剣。自分を受け入れるセルフコンパッションが大事


第6章:「仕事バカ」それともワークライフバランス

⇒結論:ぶっちぎりの成功は仕事バカだけが手に入れられる。
 ただし、やりすぎても幸せにはなれない。 

 ライフを最適化するためには、自分の時間をコントロールすることが大切
 様々な選択肢の中で最大化するのではなく、ある満足できる選択肢を自分で選ぶ 

 

 

残酷すぎる成功法則  9割まちがえる「その常識」を科学する

残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する