うぇるそふぃあ ~35歳リーマンの生活収支改善ブログ~

某IT会社で勤める35歳の企画系ヌルリーマンの日常。日々が退屈で、面白いことを失ってしまった僕に「楽しさ」と「驚き」を。自分がテクノロジーやガジェットが好きなのでそれ系の記事が多めになると思います。

映画ログ:キングスマン ゴールデンサークル

キングスマン~ゴールデンサークル~』

天才!鬼才!マシュー=ヴォーン監督の作品ということで、仕事を早退して公開初日に見てきました!働き方改革最高!!!

 

前作、『キングスマン』は評判良かったので、彼女と見に行って、あまりのスプラッタ描写に彼女ドン引き!というミスをしたので、今回は一人で静かに観てきました。

 

キングスマン~ゴールデンサークル~とは??

表の顔は、ロンドンの高級テーラー。その実態はスマートにスーツを着こなし、人知れず世界を守る最強のスパイ機関:キングスマン。しかし、謎の敵の攻撃により基地は壊滅。残された2人、一流エージェントに成長したエグジーと、メカ担当のマーリンは、アメリカの同盟機関:ステイツマンと合流する。しかし彼らは、表ではウイスキーの蒸留所を経営するコテコテにアメリカンなチームだった!果たして、2つのチームは文化の違いを乗り越えて敵の陰謀を阻止することができるのか!? 

キングスマン ゴールデン・サークル || TOHOシネマズ

 

■この作品のとても良いところ

 ①悪役が魅力的。マジで頭おかしい!

 ②過去にここまでエルトン=ジョンが活躍した映画は存在しない

 ③前作で死んだと思われていたハリーが復活

 

■この作品のイマイチだったところ

 ①初作『キングスマン』を見ていないと作品にのめり込めない

 ②スタイリッシュな殺陣はハリウッド的なカーチェイスや銃撃戦とられてしまった感

 ③日本のヒーロー映画の「お約束」はあまり守らない

 

 

 

(ここから先は多少ネタバレがあるかもしれないので、気を付けてください・・・)

 

 

 

まずはいいところから入っていくと、今作では悪役(ヴィラン)が、はっきりと最初から登場。
アカデミー主演女優賞も受賞し、世界的な名女優のジュリアン・ムーアがいきなり、レクター博士もびっくりのハンバーガーをコミカルに作るシーンは一気に作品の世界観に引き込んでくれます。
やってることスケールは、前作のヴァレンタインより少し小さい気がするものの頭のおかしさ、恐ろしさは前作を軽く超えてきます。

あと、あの大歌手エルトン=ジョンが、なんとエルトン=ジョン役で出演。
よくある友情出演かと思いきや、マジで大活躍。いや正直この人、作品で一番活躍してるんじゃないか?
そして、この人、「まあ死なないだろ」と思われる主役級キャラと違い、あっさり死ぬ可能性が高いだけに見ていて本当にハラハラする。
「あ、これはエルトン=ジョン終わった・・・」と何回思わされたか?そして、最後まで彼は生き残れるのか?割とミドコロです。

そして、あとは前作で死んだと思われていたハリーが復活。
ガンダムSeed Destinyのムウ=ラ=フラガ的な感じ。
今作は、イギリスのキングスマンに対置する形でアメリカのステイツマンというスパイ組織が味方ポジションで出てくるので、ハリーの活躍の場は少ないのでは?なんという不安は不要です。
むしろ今作は「ハリーが活躍するために作られた映画」といっても嘘ではないというくらいに活躍します。
(それだけに、イマイチなところで挙げた日本のヒーロー映画のお約束は守ってほしかった。

 

あとはイマイチなところで、ゴールデンサークルを見に行く前に『キングスマン』の予習は必要です。ハリーの復活と敵の変なサイボーグはどちらも『キングスマン』の登場人物なので、これを見ておかないとイマイチ感情移入できない恐れがあります。

あとは、スタイリッシュ殺陣アクションの弱体化。
まあ、ああいう銃撃戦のほうが好きな人のほうが多いんだろうなぁとは思いつつ、仮面ライダーが大好きな僕としては殺陣メインにしてほしかった。


最後は、日本のヒーロー映画のお約束。守ってほしかった・・・。

例えば、エグジーとハリーが並んで「A manner makes a man」やるとか・・・
ハリーがエグジーかばって死ぬとか・・・エグジーがハリーを助けるとか・・・

ホントそれだけはもったいない。
そういうシーンを新キャラに渡すなら、新キャラをしっかりと活躍させてほしかった・・・。

キングスマン(字幕版)