うぇるそふぃあ ~35歳リーマンの生活収支改善ブログ~

某IT会社で勤める35歳の企画系ヌルリーマンの日常。日々が退屈で、面白いことを失ってしまった僕に「楽しさ」と「驚き」を。自分がテクノロジーやガジェットが好きなのでそれ系の記事が多めになると思います。

通信業界でMBA(修士号)取るための論文は作れるか?

ちょっと自分語りをします。

今、社会人として某通信会社で働いているのですが、もともと本当は大学院に行きたかった。正直、経営学・経済学をもっと考えたかった。オリジナルな何かを生み出したかった・・・

 

ということを、会社の飲み会でよく言うのだけれど、一度も「じゃあ、うちのビジネスで研究するなら何?」という挑戦的な質問を受けたことがないのがちょっと寂しい。

(※もともと大学のゼミではこういう話題やとりあえず「仮説」を立てるのが好きな人が多かった。)

 

一度も質問を受けたことがないのに、仮想的に質問を受けたとして、勝手に研究テーマを考えてみた。

正直、むしゃくしゃしたのでまじめにやってみた。

 

まず、前提として有象無象の論文の中であえて、通信業界を研究した時の価値とはなんぞや?という質問に答えると、

 ① 通信業界ユニークな現象であること

 ⓶ 客観的であること

 ③ 結論が応用可能性を大きく持っていること

 ④ 情報に独自性があること

の4つがありうると思っていて、

 

ちょっと言葉を補うと、例えば、①ユニークさというのは、「通信業界は、政府とのつながりが強く、寡占的な市場である」など、産業性質上のユニークさや、「技術的にオープンであり、製品・サービスの差別化が効きにくい」などの商品特性がユニークなので、「他の産業では見られない現象がみられる」などの場合。

⓶客観的というのは、他の論文ではやや強引な結論しか出せなかったが、通信業界を研究するとより客観的なデータが得られ、検証ができた、などの場合。

③は置いといて、④は要は「中の人情報」が開示されると、それだけで価値がありますよね・・・という話です。(例えば、「ソフトバンクがSprint買収に踏み切った理由」を中の人が論文化したら、それだけで価値がありますよね?ということ。)

 

で、ここまで前提を置いたうえで通信業界のおもしろ研究テーマ

 

1.政府規制産業への海外企業参入手法について ~Orange Telecomの事例から~

サマリー:通信業界は一般的に、政府規制産業である。一方で高度な技術インフラであることから、外資系企業による参入も行われ、グローバルキャリアと呼ばれる企業群が存在することも事実である。特に、Orangeを事例に規制産業への参入の方法を・方式を検討する。(例えば、買収なのか?合弁会社なのか?出資の比率は?技術輸出手法は?など)

論文の価値:もしかしたら、今後のインフラ輸出の参考になるかもしれない!!

 

2.「販売奨励金モデル」の行動経済学からのアプローチ

  サマリー:携帯電話の販売においては、初期費用無料や端末代無料などの形で、スイッチングコストを下げ、顧客を獲得し、月額費用で回収するビジネスモデルが主流である。行動経済学的に見た場合、これは合理的であるがはたしてどれくらい「傾斜をかけるモデル」が正しいのか?

  論文の価値:料金プランや新規端末販売などの企業側の動向、流出数などの顧客動向が客観的に追いやすく、客観的なデータ分析が期待できる。

 

3.マルチレイヤーポートフォリオ戦略 ~通信インフラ・ハード・アプリ・課金PFの多層戦略~

  サマリー:通信キャリア(ドコモ・KDDI・ソフトバンク)はそれぞれ、多層のレイヤ(インフラ・ハードウェア・アプリ・課金PF)で競争を行っている。

このような多層の競争関係は、密接につながっているが、完全な垂直統合というわけではなく、例えばハードウェア・アプリなどはサードパーティの力が大きい。このような構造の中で、差別化・リスク分散をどのように行うのが最適なのかを、成功施策・失敗施策を分析し検証する。

  論文の価値:微妙ですね・・・このままだと日系コンピュータあたりがやりそう。

 

 

本気だしてもあんまりおもしろくならんとです・・・・

誰か、面白いアイデアあればコメントください。