売上と利益の全然違う泉
そういえば、別に「これがあるから買う!!」となる理由が必ずしも、ずっとそれを使い続ける理由にはならないよなーと今日ふと思った。
例えば、住む家を選ぶときに「このデザインが譲れない」と思って、その部屋を借りたとしても、長く住み続ける条件は「スーパーが近い」ことだったり「隣人と仲が良くなる」ことだったりするなぁ・・・と。
家の賃貸とか習い事とか長い期間で、お金がちゃりんちゃりんと入ってくるビジネスの場合、利益に一番直結するのは「顧客がどれだけ長い間使ってくれるのか」だったりするので、「新規の顧客を取るために必要な要素=客寄せパンダ」と「長期間、顧客をつなぎとめておくために必要な要素」の両方を考えないといけないよな。
このつなぎとめの要素はオペレーションの満足度だったり、他へ移るのがめんどくさくなるような数々の仕掛け(=ロックインっていうんだってさ)だったり、長期顧客の優遇だったりいろいろあるよね。
ちょっと思いつくだけで書いてみると
■借家業界
客寄せパンダ:立地、デザイン、値段
つなぎとめ要素:環境(住めば住むほど居心地が良くなる)、
■携帯電話業界
客寄せパンダ:販売奨励金、新機種、新サービス
つなぎとめ要素:電波、使いやすさ、2年縛り
■新聞
客寄せパンダ:洗剤などノベルティ
つなぎとめ要素:???
携帯電話みたいに、この構造が「露骨に見える」ものもあれば、意外とこの構造が見えてないビジネスもあるよなぁ
結局この「客寄せパンダ=売り上げ(新規)」「つなぎとめ=利益」の構造をしっかり考えないといけないよなぁ。
でないと、売り上げは客寄せパンダでたったのに、顧客のつなぎとめができないとか、逆に「使ってみると手放せなくなるのに全く選ばれない」とかそういう話になるんだなぁ。
なんだかなぁ。